人間とはかくも愛にあふれ、おもしろい。
“超”密着空間で巻き起こるリアリティを見逃すな!

あなたは、スタジアムに野球を観に行ったことはあるだろうか。ざわめくスタンド、色とりどりの応援弾幕、緑の芝生、調子の良い場内アナウンス。これから戦いを始めようとする選手たちのユニフォーム姿。一般のお客様を入れての公開稽古を行った舞台「テイクミーアウト」。会場はその雰囲気に似ていた。

本作品は、N.Y.ブロードウェイ演劇界の最高栄誉と謳われるトニー賞作品賞受賞作品の日本版。白人、ヒスパニック、東洋人などが入り混じったメジャーリーグ野球チームで巻き起こる群像劇。人種や信仰、性的嗜好など、さまざまな”違い”を抱えた彼らの内面が、スター選手のゲイ告白をきっかけとして噴き出していく。ステージを中央に配置し、客席はそれを取り囲むように配置された空間。裏も表もない空間で物語は幕を開ける。さまざまな個性を抱える彼らも同じく、表も裏もない?いや、裏ばかり?いや、ウラのウラはオモテ?シニカルなコメディタッチのストーリーが心地よい。軽快なスピードで進行する前半から、隠されるべき内面がすべて曝け出された後半は一転して思いもよらぬ展開を見せる。ここはスタジアムのロッカールーム。対面式に配置された客席に座るあなたもその中にいる人として、リアルタイムで巻き起こる悩み、苦しみ、怒り、笑い、涙を体験することになる。

これから観劇されるお客様は、ユニフォームを着た”イケメン“出演キャスト陣ズラリ!は文句なしに格好いいので、それを楽しむぐらいの軽い気持ちで観劇に来てオーケーだ。観劇後、きっと思いもよらぬ感想を抱くことになるだろう。9回裏、ツーアウト、ツーストライク。最後まで何が起こるのかわからないのがベースボール。舞台「テイクミーアウト」にもそれがある。さあ、その結末を“超”密着空間で見届けよう。

なお、今回「稽古を公開しよう!」と考えたのは気鋭の演出家である藤田俊太郎氏とのこと。作品が生み出されていく過程を見せる作品への「自信」が垣間見えた公開稽古。彼が言う「人間愛」を感じられる本作。まさに、人間とはかくも愛にあふれ、おもしろいいきものなのだ。

最後に、公開稽古をご覧いただいたお客様へ、稽古場最後の通し稽古が終わった後の演出ノートは十数ページに及んだことを報告しておく。公開稽古を終えたにも関わらず、尽きることのないその熱意を肌で感じ、迫る初日に向け、更に期待が高まった。実力派俳優と最高の原作、シニカルな脚本・翻訳、そしてリアリティを追求した演出。完成された「テイクミーアウト」をお楽しみに!
文:田辺 充
「Take me out」はアメリカの野球界を題材にしたお話です。

いま稽古場では、演出家・キャスト・スタッフが皆で試行錯誤しながらより深く、より誰もが共感できる舞台作りに励んでいます。今回、まだ途中段階ではありますが、まずはこの稽古の空気を観客の皆様に触れて頂き率直な感想を頂いて、本公演への完成度を更に高めていくことを目標にした公開稽古を実施いたします。有料ではありますが、未完の舞台がいかに変化し、本公演を目指して成長していくか―?私たちは演劇を作る過程もさらけだします。

是非、この機会にご覧いただき、
皆さまにも一緒に舞台の結実を見守って頂ければ幸いです。
公開稽古は全日程終了いたしました。
皆様のご来場、誠にありがとうございました!本公演でまたお会いしましょう!!
公開稽古日程:12月1日(木)~12月4日(日)全4回
12月1日(木)18:30~
12月2日(金)18:30~
12月3日(土)15:00~
12月4日(日)13:00~
公開稽古会場:明治座森下スタジオ 1ST 
会場住所:東京都江東区森下3丁目6-5 
※開場は、各回開演の15分前。お早めにお越しいただいても敷地外でお待ちいただくことになりますので予めご了承ください。
※開場時より整理番号順でのご入場をご案内いたします。
定員:各回限定50名
料金:2,000円 自由席(整理番号付)[税込]※未就学児の入場不可
発売:2016年11月24日(木)
お問い合わせ:チケットスペース 03-3234-9999
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なお、こういった行為をお見掛けしてもお客様各位におかれましては決してご利用なさいませんようお願い申し上げます。

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